山口大学と鹿児島大学による共同獣医学部が「犬の悪性黒色腫(メラノーマ)の抗体医薬を開発した」と発表しました。
悪性黒色腫(メラノーマ)は、犬が最も発症しやすいガンと言われています。
まだ実験段階ではあるみたいですが、生存期間3ヶ月の犬でも4匹中1匹には効果があるとされています。
ある程度手の施しが効かなくなった犬のみですが、山口大共同獣医学部の研究グループでは希望者を募っています。
そのアドレスや、応募方法を紹介していきます!
Contents
悪性黒色腫(メラノーマ)の抗体医薬を開発
既存の治療法では手の施しようのなかった犬の腫瘍に対して、有効とされる治療薬が開発されました。
それが、犬の悪性黒色腫(メラノーマ)の抗体医薬です。
今や飼い主側の心理も変わってきて、犬もペットというよりは家族というスタンスの人が増えていますよね!
なので「出来る限りのことをしたい」「いくらかかってもなんとかしたい」というように考える人が増えてきています!
単なる番犬ではなくなってきているということですね!
このメラノーマは皮膚がんの一種とされていて、口の中にできた時は悪性度も更に高くなり手がつけられない可能性が高くなるとか!
しかも肺に転移した「ステージ4」の段階では余命3ヶ月になるというまさに人と変わらない状況です。
今まではこのステージ4になるとどうしようもなかったですが、今回の悪性黒色腫(メラノーマ)の抗体医薬で、犬の医療が変わる!と期待がされています!
悪性黒色腫(メラノーマ)の抗体医薬治療について
そんな悪性黒色腫(メラノーマ)の抗体医薬の治療は、症例を重ね、国の許可が必要な治験という段階をクリアして、市販を目指す。
そのために、少しでも多くの治療実績を作らなくてはいけないみたいですね!
希望者の応募先・連絡先は?対象者も
今回の悪性黒色腫(メラノーマ)の抗体医薬は誰でも受けられるわけでなく、一定の条件があります。
臨床試験は、手術や放射線治療、抗がん剤では効果がなかった犬が対象
研究グループは希望者を電子メールで募っていて
送付先のアドレスはmizutaku@yamaguchi-u.ac.jp(門脇正樹)となっています。
対象者になっていて、悩んでいる方のみ連絡をして頂ければと思います。
数が多すぎると対応できない可能性や、必要な人に手配できない可能性もありますからね!
リスクは?
新薬はマウスで作った抗体を遺伝子操作した。同センターで2017年からステージ4の犬15匹に飼い主の協力を得て投与したところ、4匹の腫瘍が30%以上縮小。うち1匹は完全に消失した。腫瘍に対し目立った効果が表れなかったケースでも余命が平均166日と大幅に延びた。このほか、他のがんを含む15症例では、皮脂腺がんと乳腺がんを併発した犬の腫瘍が一時的に縮小したという。
これを見ると、何かしらのプラスな効果があったということになります。
まだリスクと言えるようなマイナスの要因は出ていないのかもしれません!
このあたりは数をこなすことにより変化していくと思いますが、安全性の高い治療法と言えそうですね!
費用はいくらくらい?
費用については公開されていません!
少なからずお金はかかると思いますが、メールで審査をクリアした方のみに教えているのかもしれません!
参考までに犬のがん治療について
保険がきかない犬のがんの治療費は高い。手術では1万円~数十万円、抗がん剤では1回につき2万~3万円、放射線は1回1万~5万円(全20回ほど)だ。入院費用は犬種やケアの充実度にもよるが、1日2000円~5000円ほどである。
犬のがん治療は保険が効かない事で、高めということになります。まず保険に入れない時点で改善して欲しいところですよね。
人でいうと60万〜70万が相場という所ですが、医療保険の適用ができ3割負担になることから20万とかのあたりで落ち着くことが多いみたいです。
そう考えると、がん治療は人と犬で発生する料金はそこまで変わらないとなりますね!
まとめ
山口大学と鹿児島大学による共同獣医学部が、犬の悪性黒色腫(メラノーマ)の抗体医薬を開発したことにより、これから救われる命が増えていきます!
犬もペットでなく、家族の一員と考える人が増えているのでこの開発には多くの支持もありそうですよね!
市販化まではまだまだ時間がかかりそうですが、そう遠くない未来には市販化が実現していそうです。
まず条件に該当している希望者の方はメッセージを送ってみるといいですね!