政治経済

【簡単】RCEP(アールセップ)で人の移動!メリットやデメリットを紹介

RCEP(アールセップ)が話題になっています。

RCEP(アールセップ)を簡単に一言で説明すると、加盟国をつなげる為の自由貿易協定です。

自由貿易協定のために、人の移動や、輸入輸出の緩和が起こり今まで入ってこなかったようなものが市場に流れ込みやすくなるということです。

今回のRCEP(アールセップ)の署名により日本の人々の暮らしはどう変わっていくのか?

RCEP(アールセップ)加盟国は?
人の移動の自由化による懸念点
RCEP(アールセップ)のメリット・デメリット

という項目について、まとめて紹介していきたいと思います。

RCEP(アールセップ)の加盟国や状況は?

アールセップは、環太平洋経済連携協定(TPP)や欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)より大きく、加盟国には大きな経済効果が期待できます。

世界人口の約3割、国内総生産(GDP)の約3割を占める巨大な経済圏ができることで、世界経済に大きな影響を与えるものとされます。

RCEPは2013年から交渉が始まり、約8年の期間をへて合意に至りました。

日本としては、巨大産業の中国や韓国と初めて結ぶ自由貿易協定になり、今後はどうなるかに注目が集まります。

日本人からしたら中国の製品がもっと増えて、もっと人が増えてとなって日本はどうなるのか心配に感じる人もいるかもしれませんよね!

国内生産されたものが海外に行きやすくなり、輸出が伸びるのは嬉しい反面、信用ない商品が横行するのも凄い困ってしまいますよね。

RCEP(アールセップ)のメリット・デメリット

では、RCEP(アールセップ)が本発行されることで私達の暮らしにどんな影響があるのでしょうか?

ニュースサイトでは以下のように言われています。

域内での関税撤廃で輸入品が安くなったり、輸出しやすくなったりするほか、投資や電子商取引などの共通ルールができ、経済活動を後押しする効果が期待されている。

引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/abe0fbbe6a3d4cf81b5cfda5368bebf36a1474c5

関税撤廃で自由な貿易が出来て、輸出輸入もしやすくなり、投資などで共通ルールが出来ることで外国との壁がほとんどなくなるなど・・メリットばかりのように感じますが、実際はどうなのか?

主に食事において重要なコメや牛肉・豚肉などの「重要5品目」は関税の削減や撤廃の対象から除外され、輸入拡大につながらないので安心であると言えます。

訳わからん肉や米があっても日本人は買わないけど、これは大いによかったという話になりますよね。スーパーに並んでいないだけマシです。

では、メリット・デメリットを簡単にまとめると以下の通りになります。

メリット

・中国の巨大市場にアクセス(参入)しやすくなる
→中国の市場でうまくいけばかなりの恩恵がある(LINEの展開など)

・中国経由の輸出または、加工の恩恵をうけられる
→安く仕入れて加工する、安く輸出して中国で加工して第3国へ輸出

・別の協定と比較検討できる
→日本はRCEPはもちろん、TPPやEPAなど21もの協定を発行済ですのでそれらと比較検討が出来るということですね!

デメリット

・知的財産権の侵害や損害のリスクあり
→これはよく言われる海外の粗悪品、不正品のことですね。

日本製がどれだけ保護されるかも気になりますし、本来作ってはいけないコピー品が日本に流れてくるのは避けたいところです。

どれが本物で、どれが偽物か・・分からなくなる前に国単位でしっかりと目を見張らないといけません!

・関税撤廃で韓国の得意を伸ばすことに
→韓国は日本の最先端技術を取り入れて、国内で加工して海外に展開するのが得意戦法になります。

関税撤廃でこのやり方を助長するのではないかと懸念されます。

ホワイト国から外してましてや韓国との関係も良くない中でそんな事をされたら国民や働いている人からしてみたら「ありえん」事態ですよね。

日本としては、中国の巨大産業にアクセス出来る点で、お得なのは間違いないのですが、関係の良くない韓国という小さな市場もセットと考えるとマイナスな印象と言わざるを得ません。




RCEP(アールセップ)署名で人の移動の自由化が発生

そして地味にまずいと言われているのが、人の移動です。

移民、あふれる中国の人など、日本にドッと流れてくる可能性もあるということ。 しかもビザなしで入ってこれるとか。

仕事は海外の労働者に流れて、日本人の仕事が安定しないという事態になりかねないという・・まさに植民地化という感じです。

中国人の土地買取、買い占めが人が住まうことでさらに横行して、民度が違う日本人は土地を環境を奪われていくということが想像できます。

ビザとは

渡航先の在外公館(大使館や領事館)が発行するもので、簡単に言うと入国許可証みたいなものです!

ビザの最大の目的は、「入国しても問題ない人物かどうか」であります。その国にいっても問題を起こす可能性やリスクはない人物である証明になります。

そしてこのビザは、国籍や渡航の目的によってはビザが不要なこともありますので海外に行く際には確認が必要です。




「8つの大原則」と「8つの領域」

RCEP(アールセップ)では「8つの大原則」と「8つの領域」が設定されています。

「8つの大原則」は以下の通り

WTO協定との整合性の確保
既存のASEAN +FTAの締結からの大幅な改善
貿易投資における透明性の実現と円滑化の確保
参加途上国への配慮
参加国間の既存の二国間FTAの存続
新規参加条項の導入
参加途上国への技術支援、能力構築の実現
モノ・サービス貿易、投資および他の分野の交渉

「8つの領域」は以下の通り

モノの貿易
サービス貿易
投資
経済技術協力
知的財産権
競争
紛争処理
その他

まとめ

実際に走り出さないと分からないですが、RCEP(アールセップ)は日本に大きな影響を与えそうですね。

日本人の仕事は当然のように残し、しかし経済を回してみんなで豊かになるということができれば一番ですがそうなるか心配です。

自由貿易というと聞こえはいいですが、移民問題などを考えると楽観視出来る内容ではないかもしれません。