ヴァンデ・グローブは単独無寄港無補給の世界一周ヨットレースで、別名として世界一過酷なレースとも言われています。
たった1人で、食料はヨットに積んだものだけ、動力は風のみを頼り!
自身の体調もヨットの状態もすべて自分1人で管理をするという極限状態の中で挑まなくてはなりません。このレースの目的は世界一周です。
1989年から始まり今まで計8回行われています(4年に1回)が完走できたのは、166人中で88人と約半分です。世界一過酷なレースと言われていますので、完走出来るだけでも素晴らしいこと。
今回は日本人の白石康次郎さんも出られます。前回に続いて2回目の出場ということで今回は完走してほしいですね。
この記事では、そんな過酷なレースであるヴァンデ・グローブのルートコース、ゴールの予定や難所ついて書いていきますね。
Contents
ヴァンデ・グローブのルートコースは?
今回康次郎さんが着用しているウエアはヘリーハンセンJAPANが特注でオリジナルを作ってくれた、と以前お話しされてました
ダイビングを始めた頃から私も大好きなヘリハンw
そのヘリーハンセンにヴァンデグローブの特設サイトがあります⛵
コースの画像お借りしました🎵https://t.co/I1htwv6svo pic.twitter.com/RwEcwMRhHf— winter☆letter (@NOBUloveNOBU) November 11, 2020
フランスの「レ・サーブル・ドロンヌ」を発着点にしているレースとなり、世界一周を1人で助けなくこなさなくてはいけません。
完走が目的ではありますが、目標は一番早く完走すること。
距離にして約4万8000キロと言われていますので自身の体力とヨットの体力とに気を使いながら進めていかなくてはなりませんので、精神力も問われるレースになりますね。
ときに寒く、ときに熱い海の上をヨットで走るので体調も安定しなそうですのでリスクある世界一過酷なレースという名前で間違いないですね。
またアイスゾーンというコースがあります。
アイスゾーンとは南極大陸の氷山の状況を加味した走行禁止区域になり、ヴァンデ・グローブの世界一周レースで選手たちは危険を冒してまで南下しようします!この危険を回避する目的で設定されているのがアイスゾーンであり、このポイント以上に南下はできません。
選手たちはGPSなどで場所を確認できますので、危険を少しでも減らすのがアイスゾーンの目的なのは分かりますね!
ヴァンデ・グローブの難所!危険ポイントはどこ?
風が強く吹く地帯を利用してうまく利用して、何が起こるかわからない無風地帯をどうこなしていくかもポイントになります。
その中でも危険なポイントはあります。
言ってしまえば全部が危険ですが特に危険なのは南極です。
南極海
南極海では、高さ10メートルの波が待ち受ける。ビルの3~4階の高さから襲う波に時速50キロで突入する。
また見えない氷山や、氷水で思うように進まないこともあるのでここで大きく体力を奪われるのは明らかですよね。
日本人選手(海洋冒険家の白石康次郎さん)も参戦
海洋冒険家の白石康次郎さん(DMG MORI セーリングチーム)は、今回で2回目の挑戦です。
2016年の1回目のチャレンジでは惜しくもデスマスト(マストが折れた)でリタイアになりましたが、
今回の新艇は長さ18・28メートル、幅5・85メートル、高さ29メートルで総工費は約8億円!
前回は1,7億円の中古艇でしたが、今回は機体も大幅にグレードアップしての挑戦になり、少なくともデスマストの心配はなさそうです。
ヴァンデ・グローブのゴールはいつ頃?
船・ヨットも進化して第一回目の優勝者は世界一周に109日間かかったのですが、第8回では74日間に記録を縮めています。
単純に1ヶ月近くも記録更新ができたのは凄い事。
今回は第9回目で11月8日にスタート、前年の例と比較してみても早ければ2021年1月21日とかには着きそうですね。
風の影響とか色々と事情はあってズレそうですが、予想の前後1週間の1月14日〜1月28日とかで見ておけばほぼ間違いなさそうです。
まとめ
ヴァンデ・グローブはフランスの「レ・サーブル・ドロンヌ」を発着点にしている、世界最難関のレースです。
参加するだけでも凄い勇気だと讃えられる凄いレースになります。
というのも世界一周という長さに加えて、1人で、サポートなしでこなさなくてはならないので、体力面でも精神力でも強さを求められます。
そんな凄いレースに日本人が出ているだけでも勇気付けられますよね!白石康次郎さんには是非とも完走して欲しいと思っています。