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正栄汽船(スエズ運河)の保険会社はどこ?責任と損害賠償金額も

23日に起きたスエズ運河の座礁事故のコンテナ船は日本の船という事が分かりました。

なんでも責任は船主に有るということでオーナーである日本の会社と、保険会社が今回の損害賠償費用の負担をするということで言われています。

事故を起こしたのは台湾の運行会社であり、所有者が日本であるというだけで損害賠償の請求になるなんてあんまりです。

海難事故ではあるあるな事らしいのですが、損害賠償額も数百万ドルに及ぶとかも言われています。

そこで、今回負担すると言われているのは愛知県にある正栄汽船と保険会社になりますが、その保険会社はどこなんでしょうか?

この記事でお話していきます。

スエズ運河で座礁事故!原因は風にあり?

スエズ運河で日本が所有する大型コンテナ船「Ever Given」(正栄汽船グループ保有、エバーグリーン定期用船)が座礁事故を起こしました。

この座礁事故で航路の妨害と、200隻以上の船が入れないことで1日1兆円相当とかなりの被害が出ています。

スエズ運河は国際海上輸送の大事な場所であり、エジプトのGDPの約2,5%がスエズ運河通行料と言われているのでエジプト政府としても早期解決をしたい問題でしょうね。

今回の事故の責任は突発的な強風+砂嵐による視界不良だろうと言われていますが、一方で人的ミスもあったとされています。

他にもスエズ運河は特殊なので通航するには水先案内人の乗船が原則として義務付けられています。なので、この水先案内人の判断ミスということも充分考えられますよね!

なんのための水先案内人なのか、突然のアクシデントにも対応できるように水先案内人をつけているはずなのに事故を防げなかった。

何度も見てきた運河の性質を見極められなかった!ならこの水先案内人にも責任ありそうですよね。

座礁責任はオーナー会社の日本愛知の正栄汽船

今回海難事故を起こした船のオーナー会社は愛知県今治市の正栄汽船と言われています。

正栄汽船は1962年2月に設立された会社であり愛媛県今治市に本社を構え、東京千代田区に事務所を構えています。

主な業務内容は船舶貸渡業ということになっています。まさに今回の大型コンテナ船のような関係ですね。

エバーギブソンを除き正栄汽船が所有するコンテナ船は6隻にものぼり、他にも自動車を運ぶ船6隻、油送船が4隻など他にも多くの船を所有しています。




正栄汽船の保険会社はどこ?

さて、今回負担されると言われている保険会社はどこなんでしょうか?

具体的な会社名が書かれていませんが、船舶の保険会社は以下のような会社があります。

・三井住友海上

・東京海上日動火災保険

・損保ジャパン

船舶というなので動く金額も莫大。やはり大手企業が保険会社になりますね。

今回の損害賠償の金額は、正栄汽船と保険会社が数百万ドルを支払うとされています。

一般的に座礁船の離礁にかかったサルベージ費用や船の修繕費用は、操船上の過失の有無にかかわらず、船主が負担する可能性が高い

引用:https://www.jmd.co.jp/article.php?no=266085

と言われています。

100万ドルというと、大体1億円と言われていますので1億円以上は支払いをするのは確実という事になります。

今回の経済的被害は1日1兆円にも登ると言われているので、そんなにたくさんの賠償金ではないんだなぁという感じですよね。

一般的に船主に過失がない場合は、契約を結んでいない第三者は船主に責任を追求できない。という条件があるからだそうで!

第三者の船の遅延で応じた損害賠償は、船主の賠償範囲外とされる可能性が高いというのもそこまで高くない原因と言えそうですね。

長栄海運(エバーグリーン・マリン)の責任は?

現状、長栄海運の具体的な損害賠償の確認はできません。

構造上、海難事故の国際的な取り決めにより船主(正栄汽船)が責任を取るのが基本になります。

結果的に人的過失があれば、船主が長栄海運に損害賠償を求めることになりそうです。